今更「新NISA」なんて何を言ってるの?と意識の高い方々に笑われてしまいそうですが、年明けようやく新NISA対応を終えたので記事を書くことにしました。笑
何がベストプラクティスなのか分かりませんが、私の設定方法がベストプラクティスではないかもしれません。が、サンプル(事例)は多い方が良いでしょ?っていうのと、一応一定のポリシーをもって決めたので、私の積立投資枠設定を公開したいと思います。
私の投資ポリシーの一つが「投資に極力時間をかけない」ことなので、必要最低限の情報だけをネットの海から拾って設定をおこないました。私と同じようにズボラな方はぜひ参考にしてください!そして、ズボラ故に新NISA出遅れた…という方もぜひお読みください!
新NISA積立投資枠の投資設定
項目としては以下のとおりです。
- 証券会社
- 投資原資
- 投資銘柄
- 投資方針
証券会社
旧NISAを楽天証券で始めていたので、楽天証券一択でした。SBI証券の方が良いという意見もあるみたいですが、そんなプロコンを検討するのも面倒、かつ仮にSBI証券の方が良いという結論に至ったとして切替手続きが面倒、ということで証券会社は即決です。笑
投資原資
投資原資については、既に保有している金融資産を取り崩して投資するのではなく、手元のキャッシュを原資として拠出することにしました。後述しますが、120万円の投資枠はすべて手元キャッシュで拠出するかたちで組んでいます。
投資銘柄
積立投資枠での投資銘柄は次の2種類としました。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式
実を言うと「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」1種類のみの投資としたかったのですが、後述する諸事情により、上記の2種類に投資することにしました。ではなぜこの2つの銘柄を選んだのか、という点についてですが、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に関して言えば旧NISAの時にこの銘柄に投資しており、実績ベースでのリターンも申し分なかったからです。では少しさかのぼって、旧NISAの時になぜそれに投資していたのか?という問いに対しては以下の2つが理由として挙げられます。
- 米国市場に一定の成長性が見込まれるから
- 運用管理費用が安いから
個人的に、運用管理費用が低く設定されている銘柄を選ぶことは重要なポイントだと思っています。では「eMAXIS Slim 全世界株式」を選択した理由ですが、少なくとも現時点においてはそのポートフォリオの多くを米国株が占める状況になっているからです。つまり、ほぼ米国のマーケットと連動して動く金融商品になっている(少なくとも今は!)ということなのです。
投資方針
基本的には、毎月一定額を積み立てて投資枠を埋めるのではなく、できる限り年初に枠のほとんどを使い切る方針でいました。
少なくとも楽天証券においては、ボーナス設定を選択するとクレジットカード決済ができないという落とし穴があり、2つの銘柄を選択しました。
既にご存知の方も多いと思いますが、楽天証券では最大5万円分をクレジットカード決済でき、その金額に一定利率を乗じた楽天ポイントが付与されます。ポイ活にあまり興味はないのですが、これは放置しておいても入ってくるポイントで労力もかからないので活用することにしました。楽天キャッシュの利用(5万円分)でもポイント獲得のメリットがあるようですが、調べたり設定するのが面倒なので私は活用しないことにしました。
出遅れ組はどうすれば!?2024年から始める新NISA
ここからは、出遅れ組はどうしたら良いの?ということについて書いていきたいと思います!
新NISAの積立投資設定は2023年から始まっていたんですよね。非ズボラ投資家の皆さんは当然のように2023年内に積立設定を完了し、その情報の発信をされています。ただ出遅れ組は、そのお役立ち情報をそのまま完コピできないわけです。そしてざっと調べたところ、少なくとも私が調べた時点においては出遅れ組がどうすれば良いかは「なるほど分からん」という状況でした。
新NISA積立投資枠設定:出遅れたらこうなっていた!
前述のとおり、新NISAの積立投資設定は2023年に既に開始しています。楽天証券では、たしか12/28頃までが設定期限となっていました。あ、そういえばと私が楽天証券にログインしたのが12/29。気づいたときにはもう遅いってやつですね。
それでどうなっていたかと言いますと、2024/1月の積立設定が完了していました!旧NISAでの33,333円積立分がそのまま承継されていたんですね。なんということでしょう。これを変更することは叶わないので、2024/2月分から設定をおこなうことになります。
出遅れ組の新NISA積立投資枠設定方法
結論としては、2023年に設定した場合と基本的に手順は変わりませんでした。ただ我々ズボラ投資家が注意しないといけないのは、旧NISAの積立投資が承継され、装填されてしまっているという点です(旧NISAでつみたてNISAを選択していた人に限ります)。その金額を頭に入れた上で120万円の枠を埋める作業をしないといけません。
大した手順ではありませんが、出遅れ組の皆さんがすべきことは以下のとおりです。
- 旧NISAの積立設定を解除する(銘柄不変であればそのままでも良いのですが、ボーナス設定のことも考えると一旦解除することをオススメします)
- 新しい商品を選択する(複利効果を得たい場合は再投資型にすること)
たったこれだけです。分からないからという理由でいつまでも放置していると時間的価値を享受できないので、サクッと済ませてしまいましょう。下線で強調していますが、複利効果を得たい人は必ず再投資型にしておきましょう。特に積立投資枠を利用している人は短期売買はおこなわず長期保有が前提でしょうから、再投資型の方がこの制度の目的とも整合します。
新NISA積立投資枠シミュレーション
2024年の各月投資額
これまで説明してきた状況の中で、私が新NISA積立投資枠をどう設定したのかを端的に示したのがこちらになります!少し細かいですがポイントは書いていきますので、スライドの数値を必死で見ていただく必要はありません。笑
参考までに年利5%と10%で運用できた場合のシミュレーションも入れてみました。銘柄については「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全世界株式」は長いのでそれぞれ「eMAXIS米国」と「eMAXIS全世界」と記載しています。
前述のとおり、1月分は実績になります。旧NISA(つみたてNISA)時代に「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に33,333円投資をしていたのでそれがそのまま引き継がれていることがわかります。
2月以降は記事作成時点における予定です。旧NISAでは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」で枠を埋めていたので、新NISAでもポートフォリオの大部分を「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」で埋めることにしました。しかし、ボーナス設定をすることにより楽天ポイントがこれまでどおり得られない事象にぶち当たりました。なので、下記の通り組むことにしたのです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):毎月積立100円+ボーナス設定800,004円
- eMAXIS Slim 全世界株式:毎月積立33,233円
これで「eMAXIS Slim 全世界株式」33,233円の積立分については楽天ポイントが得られることになりました。
簡易運用シミュレーション
「新NISA積立投資枠シミュレーション」について、円単位だと見づらいので千円単位に表示修正したもので再掲します。
年利5%及び10%という、なんとも都合の良い楽観シミュレーションですが、各銘柄の運用利回り実績的には悲観的とも言えます。結果としては、それぞれの運用利回りが得られた場合の利益は5%だと43,000円、10%だと87,000円となりました(千円未満は四捨五入)。これだけの利益が非課税で得られるのはやはり大きいですね!
まとめ・コメント
いかがでしたか?まだ新NISAの積立投資枠を埋めていない方、考えなく適当に設定しちゃったなという方はぜひ参考にしてください。どこまでいっても正解はなくて、自分なりの考えやロジックをもって投資を実行するということが大事なのかなと私は思います。
この投資を実行したらどうなるんだろ?と思ったら、私のようにEXCELなんかを活用していくつかシミュレーションを回してみるのも有効です!これからも楽しい投資ライフを送りましょう!
ではでは~
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